去年ロケハンでスロバキアに行ってきました。撮影として東欧を訪れるのは今回が初めてでした。
近代化が進められているとはいえ未だに残る社会主義の痕跡や匂いは歴史を感じる一つの大切な要素であり
それと同時に東欧らしい自然豊かな景色や美しい俯瞰の眺めには感動を覚えました。
まず国としてのスロバキアの説明を簡単にさせて頂きますと、第一次世界大戦後オーストリア・ハンガリー帝国からチェコと合併するかたちで独立し、その後、1989年のビロード革命による共産党政権崩壊を経て、1993年1月1日にチェコスロバキアから分離独立したのがスロバキアになります。
隣接する国は北西にチェコ、北にポーランド、東にウクライナ、南にハンガリー、南西にオーストリアになります。
尚、今回訪れたのは都市は首都ブラティスラバと世界遺産である鉱山都市・バンスカ・シュティアヴニツァになります。
ブラティスラバはドナウ川に面した静かな街でオーストリアのウィーンから僅か60kmしか離れておらず、日帰りで訪れることも可能です。街自体はそこまで大きくないのですが様々な発見があり非常に散策していて楽しい街です。
一方、バンスカ・シュティアヴニツァは「世界遺産の古都」として有名で町並みが本当に綺麗です。
夜明けや夜景は幻想的で、古いお城や教会も独特の雰囲気を感じることができます。
バンスカとは鉱山と言う意味でかつては鉱山都市として重要視され18世紀、年に金600Kg銀24.000Kgの記録があるそうです。
また過去オスマントルコの攻撃に備えた新旧2つの城があり、ピアルグ門は町に入る人間を規制した名残の関所となっています。
撮影や取材という観点からも未だにおもしろいスポットではないかと感じました。
以下スロバキアでのロケハンの写真です。
あまり高い建物が少ないのも東欧の特徴かと思います。
町並みは本当に綺麗です。
生活感のあるストリートに趣きを感じます。
ゴルゴタの丘を眺めながら。
新城になります。(内部は博物館になっています。)