昨年コペンハーゲンで撮影があったのですが、
その後に少し場所を移しサムソ島(Samsø)に行ってきました。
サムソ島は中央ユラン地域に属する島でありユトランド半島の東方15キロメートル沖合のカテガット海峡上に浮かんでいます。
島の面積は114平方キロメートル、現在の人口は約4,000人。
スカンディナヴィアの中央部分に位置することからヴァイキング時代には彼らの会合場所として使われ歴史もあり、島全体で一つの基礎自治体を形成していることが特徴のようです。
農業としては毎年6月から7月にかけてイチゴ摘みが盛んで早生のジャガイモやチーズの産地としてもよく知られており、特に旬の初めのジャガイモはそのおいしさで人気があると現地の人も語っていました。
そして何と言ってもサムソ島の一番の特徴として挙げられることが「100%自然電力でで賄っている」ということではないでしょうか。
1997年より地球温暖化対策を進めている背景もあり、島の各地には数多くの風力発電、太陽電池を設置して電力を賄う試みがされており、なんと現在では島内の電力全てをこの方法でまかなっているようです。
更に自動車からトラクターにいたるまでバイオ燃料での使用の推進、島民自身もオイルヒーターから暖炉の使用への切り替えるなどと自主的に協力をしてきた為、二酸化炭素の排出量は当初より半減したという結果も出ているそうです。
今回の撮影で実際にサムソ島を訪れエコへの試み、そして実際に住んでいる島民の意識を目の当たりにし、ただただ関心してしまいました。
澄んだ空気、自然豊かな島の大地、広い海と潮風、そして島ならではの独特の風情を感じることができるのがサムソ島です。
以下サムソ島での写真です。少しでも雰囲気が伝わればと思います。
海辺と灯台を見ると島に来たんだなという意識が芽生えます。
このように島内に風力発電が多数点在します。
港の景色になります。魚介が豊富で美味しいんです。
透き通る海に心が洗われます。
豊かな自然ときれいな海、美しいサンセットがありました。